「WDRS/Spirits.1」
サウンドプロデュース・chumaのセルフライナーノーツ

studioCHUMA
[studio CHUMA]



●レコーディングまでの経緯
今回のWDRS/Spirits.1は、二曲とも昔のthe_wanderersのライブレパートリーから選びました。
TAISHOが16歳の時に作った曲です。
「I can’t go back」は恐らくOi of japan収録二曲の次くらいには出来ていたと思います。 それだけにライブでは必ずやっており、お客様の評判も上々でした。(当時の曲名はGo ahead!)
「Runaway boy」の方はもう少し後に出来ました。
当時、この二曲をつなげてノンストップでやってたりしてましたが、音源にもなっていない曲なので、お客様は曲が変わったって分からなかったんじゃないかなぁ(笑)。
どちらも気に入っていた曲だったのに、なぜ二枚組シングルの時に録音しなかったかというと、収録が決まっていた「Here we go again」とテンポが似ており、双方が引き立たなくなるから、という理由でした。
今回、僕が大切に取っていたWDRSの昔のライブ音源をTAISHOに送り、それを聴いたTAISHOが「こんなカッコええ曲聴いたことない!(爆)シングルにしよ!」と言ったのがレコーディングに至った経緯です。
もう人前で演奏されることすらないと思っていた26年前の曲が、この歳になってCDリリースされるんですから、ドラマですね(涙)。

●アレンジ
今回、レコーディングするに当たって、多くのアレンジを見直しました。
★Runaway boy
この曲は当時のアレンジに非常に近いですが、大きく違うのは一番のサビの前のギター、ベース、ドラムのユニゾンを入れたこと。
昔、ここはGをダラっと弾いているだけで、今一つサビが立たなかったので変更しました。
そしてギーソロはWDRS必殺の「ギーソロ専用コード進行」です(爆)
余談ですが、この曲のBメロのコードF→Eに行くところ。ここのEはマイナーコードでもおかしいし、メジャーコードでもおかしいんです。
ROCKのパワーコード(二弦だけを弾いてメジャー、マイナーを決める3度の音を弾かない)だけが醸し出せる雰囲気なんですね。
このメジャーでもマイナーでもない、という理論にとらわれないところが、TAISHOの作曲の凄さだと思います。エヘンッ(笑)

★I can’t go back
まず、Runaway boyとの違いを鮮明にするために、昔は同じだったテンポをこちらは少し遅めにし、演奏を若干ハネさせるようにしました。
シュープリームスのCan’t hurry love(恋はあせらず)みたいな感じ?(笑)そこまでは行かなくても、それに近いようなハネ感。
そして、曲間に時折出てくる「Oi!」のところの演奏をジャングルビートにし、二番のサビ前をブレイクに。
さらにギーソロに突然ベースとスネアとのユニゾンを入れてみました。
もう、原型とはかなり変えてしまったので、初めてTAISHOに聴かせる時は、ドキドキもんでしたよ(笑)。
でも「ギーソロのとこ、トイドールズみたいでいいね!」とOKをもらい、10代のthe_wanderersとはまた違った曲にすることができました。

●歌詞
★Runaway boy (words:chuma)
まず気を付けたのは、当時デタラメで歌っていた英語のニュアンスを変えずに意味を持たせること。
同じメロディーでも何の語呂を当てるかで曲の評価は一変してしまいます。
特にサビの「スター」という言葉の響きと「ラナウェイボーイ」の部分は絶対に変えない、というポリシーで行きました。
そして、肝心の意味ですが、これはTAISHOの昔の経験を、空想上のアメリカの街に置き換えて表現しているんです。
人間、どんなにどん底と思える時でも、あきらめずに前に進むことができる。それを選択するのは他でもない自分・・・いや自分だけができる!
ほんの少しの勇気で道は開ける!
それを実践して来たTAISHOに、若い人たちにも向けて、この曲を歌って欲しかった。
今回、TAISHOからの提案で、二曲とも英語詞の中にワンポイントの日本語を入れています。
日本人、外国人、どちらの方が聴いても耳に残り、そして残りの歌詞の意味を調べたくなる。そんなアクセントになっていれば嬉しいです。

★I can’t go back (words:kochi)
ここは作詞者であるkochiに解説してもらいます。
「不思議なことが起こるものです。10代の頃の夢をまた追いかけてるなんて・・・。
無茶苦茶熱い仲間たちが集まっているからなんでも有りなんです。
今回、僕が書いた歌詞「I can’t go back」は、
ようこそワンダラーズへ!もう一度、新しい旅に出ましょう!っていう歌です。 とにかく勇気をもって出発しよう!決してあきらめずに・・・。
ホンマに明日なんか待っとられまへんで。(by kochi)」

以上、解説:chuma

●メンバーからひとことリコメンド!
私のレコーディングは、一日で2曲の歌入れ&コーラスやハモり。 ※この日初めてこの2曲を歌っとります(苦笑)。 メインボーカルのテイクはデモCDの通りですが、Spirits.1のコーラスとハモりは、なななななんとchumaでんねん!ひゃ~お楽しみに\^o^/
もちろん、掛け声はWDRSの皆やで!
(by taisho)

この2曲はご存知のとおり昔も演ってたんやけど、当時仲良くしてくれてたバンド仲間達も気に入ってくれててネっ!次のレコーディングは、この曲にしてなっ!お前等は、またカッコ良く仕上げるんやろな~っ!楽しみにしてるで~っ!」と言ってもらってたまま・・・・・20数年越しの実現ですワっ・・・
みんなぁ~っ!元気にしてるかぁ~っ?待たせたネーっ!←アカンっ!書いてて泣けてきた(苦笑)
(by ローリング竹村)




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